最近の金融業界不祥事と2024年11月末資産状況

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金融業界不祥事

2024年も後半になって立て続けに金融業界の不祥事が報道されています。10月には金融庁に出向中の裁判官がインサイダー、そして東証職員のインサイダーの容疑が報道されています。11月に入ると三菱UFJ銀行の貸金庫からの盗難、そして野村証券の強盗殺人未遂事件。コンプラの欠片もありません。裁判官のインサイダーに関して、そもそも裁判官は常識がない人が多い(だから裁判員裁判が導入された)ので余り驚きませんでしたが証券取引所職員のインサイダーは驚きました。私が金融業界に居たときはインサイダー情報に触れることなど無いと言っても過言ではないリテール部門の営業店職員ですら『インサイダー取引は行ってはならないし、必ずばれる。』といった研修を繰り返し行い、インサイダー情報など持っていないのにインサイダーは絶対駄目という意識だけは浸透していたからです。裁判官の様に字面だけの論理的思考ゲームで自分の頭の良さに酔っている人と違い、証券取引所のインサイダーに触れるような部署に居る職員がインサイダー取引疑惑とは日本の金融業界のレベルの低さを露呈してしまいました。三菱UFJの貸金庫の中身盗難は複数店舗に渡って何件も実行出来ていることから完全手動のアナログ貸金庫だったのではないかと推測しています。半自動や完全自動式の貸金庫なら出し入れのログが残るため不審な動きは察知できるからです。国内最大手の銀行でこんな事がと思いますが、大手で昔から存在するからこそ旧式の設備が残っているとも考えられます。まあ、最大手ならちゃんと設備投資しろよと言いたいですが。(アナログ貸金庫でなかった場合は管理職が10数億窃盗し、上級管理職はシステムがあるにも関わらずリスクに気づかないという完全な人的資本の問題となりますので、それならそれで最大手でこのレベルかという事になります。)最後の野村証券は話になりません。ただの凶悪犯です。これを受けての野村証券の再発防止策ですが、〔営業担当が顧客訪問する際、管理者が同席するか訪問前後に電話面談〕〔業務予定を厳格管理〕等です。凶悪犯が社内ルールを守るでしょうか?この事件も休日に訪問して犯行に及んでいます。社内ルールを守る人は法律を守るでしょうし、法律も守れない人は社内ルールはもっと守れないでしょう。金融業は信頼が大事と言いますが野村証券はかつて『ノルマ証券』と言われていた時代があり、野村証券が信頼に値する営業マンは〔誠実か〕ではなく〔いくら稼げるか〕という物差しが未だに残っているのではないかと感じます。その価値観を変えない限り小手先の防止策は意味が無いでしょう。

資産状況

メインのネット証券 100.7M

大手証券 20.6M

証券口座合計 121.3M

預貯金       約13.2M

その他(個人年金等)約9.2M

金融資産合計 143.7M

まとめ

不祥事続きの金融業界。顧客利益の優先を掲げていますが、実態は未だほど遠い現状です。金融業界を辞め自由に証券投資が出来る今の立場に非常に満足しています。あと情報は発信してくれますが、営業の電話等はないネット証券はやはり最高です。

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